空手の歴史について
空手は琉球王国と呼ばれていた頃の沖縄で発祥した打撃をメインとした格闘技です。その誕生の歴史には諸説ありますが、沖縄固有の拳法に中国武術が融合して誕生したという説が一般的です。
発祥年は不明ですが15世紀から19世紀頃に日本剣術の影響も受けながら完成され、後に本土へと伝わったというのが有力です。競技としての空手には寸止めルール・防具着用ルール・直接打撃ルールなどがあります。
本土系の多くの流派においては取手や掛手などの関節技や掴み技は試合で禁止されており、それらの技術を鍛錬することも少ないのが現状です。また沖縄古来の空手にあった棒術や杖術などの武器術などは失われる傾向にあります。
寸止めルールへの不満から直接打撃ルールが誕生したのですが、失われた古来の技術を他の格闘技や武術から取り入れることで原点回帰を目指したり、関節技や投げ技などを取り入れて総合武術への発展を目指す流派や会派も登場してきました。